会長のご挨拶

田中 弘 商学博士

 神奈川大学名誉教授
 一般財団法人 経営戦略研究財団理事長
 辻・本郷税理士法人顧問
 英国国立ウェールズ大学経営大学院教授
 ホッカンホールディングス株式会社社外取締役
 一般社団法人中小企業経営経理研究所所長・理事長
 日本アクチュアリー会客員

歴任:
 公認会計士2次試験委員
 ロンドン大学客員教授
 大蔵省銀行局保険経理フォローアップ研究会座長
 郵政省簡易保険経理研究会座長
 日本生命保険(相)総代・業務監視委員
 横浜市監査事務局委員会委員

 このたび、一般財団法人日本ビジネス技能検定協会の会長を拝命いたしました。
本協会は、各種ビジネス技能検定試験の実施を通しまして、ビジネスに関する職務能力の向上を図ると共に実社会に貢献し得る人材を育成することを目的としております。
その目的に、少しでも貢献できますように、専心努力していく所存です。
 資格は雄弁です。「英語が得意です」と言うよりも「TOEICで800点取りました」のほうが、説得力があります。「簿記ができます」と言うより「簿記検定2級を取りました」のほうが、実力を雄弁に物語っています。履歴書にも、堂々と書けます。
 仕事を覚えるための検定試験や、新しい社会に入っていくための検定試験もあれば、公認会計士や税理士のような国家資格を取るための試験もあります。最近では、福祉や医療に従事する人たちのための能力検定試験も増えてきました。「学歴社会」から、「資格社会」に変わってきたのです。
 たとえば税理士は、販売の専門家でも人事のプロでもありませんが、経営者が問題を抱えたときに最初に頭に浮かぶ相談相手です。資格を持っている人のところに仕事が集まります。「資格はマグネット」、「資格に仕事が集まる」のです。しかも、他の人のために「税に関する相談」「税務代理」「税務書類の作成」を業とすることは、税理士にしかできないのです(税理士法2条1項1号)。「資格は身を護る」のです。
 ところで、資格取得は、大きな前進のステップですが、決して「ゴール」ではありません。資格を取得すると新しい世界が拓けるということです。「簿記の資格を取った」、「おかげで希望する会社に就職できた」・・・・それはそれで素晴らしいことですが、あなたの隣に、向かいの席に、取得した資格をスタートラインにしてさらに上の資格を目指したり、もう1つ別の資格にチャレンジしたりして頑張っている方はいませんか。
 その人は、きっと生き生きとした人生を過ごしているのではないでしょうか。資格は「就職に有利」なだけではありません。資格を持っていると仕事に自信がわきます。人生に幅と向上心が生まれるのではないでしょうか。一番大事なことは、「資格は人と社会を豊かにする」ことです。
 ビジネス技能検定は、現代の「読み・書き・そろばん」です。 社会人として生きていく上でも、人生を豊かに生きていくうえでも、必須と言っていいでしょう。ですから、年齢は関係ないのです。資格にチャレンジすることは、楽しいですし、実益もあります。それだけではありません。受験仲間ができますと、毎日に張り合いができ、一生の友に出会うこともあります。
 みなさんが、「より豊かな人生」を目指して、夢をかなえる資格にチャレンジしていただきたいと思います。そうしたチャレンジに少しでもお力になれますように、当協会スタッフ一同とともに努力して参りたいと思います。